よくある質問

V2Ray クライアントよくある質問

基礎知識・インストールと設定・使い方のヒント・トラブルシューティングの 4 分類で 21 件の Q&A を整理し、v2rayN、v2rayNG、v2flyNG の 3 クライアントを扱っています。各 Q&A はまず結論を示し、その後に実際に照らし合わせて操作できる確認手順を掲載しています。

基礎知識

5 件

クライアント、コア、プロトコルの関係を先に押さえてから、どのクライアントを入れるか、事前に何を用意するかを決めましょう。

v2rayN、v2rayNG、v2flyNG の違いと、どれをインストールすべきか

v2rayN は Windows、macOS、Linux の 3 プラットフォームに対応するデスクトップクライアントです。v2rayNG と v2flyNG は Android 用クライアントで、前者は Xray コア、後者は v2fly コアを内蔵しています。デスクトップなら v2rayN、Android ならまず v2rayNG を選び、v2fly コアの挙動を比較したい場合に v2flyNG を追加します。3 つのクライアントはサブスクリプションのインポート方法が共通で、同じサブスクリプション URL を使い回せます。

V2Ray、V2Fly、Xray の 3 つはどういう関係か

V2Ray は Project V エコシステム初期のメインプログラム名で、その後コミュニティが保守する派生版として V2Fly が発展し、さらに V2Fly から Xray が分かれました。V2Fly と Xray はプロトコルと設定構文の大部分を共有し、Xray はトランスポート層の実装更新がより速いのが特徴です。現在「V2Ray クライアント」と呼ばれるものの実体は V2Fly または Xray コアであることが多く、同じ設定はたいてい両者で相互に利用できます。

VMess、VLESS、Trojan といったプロトコル名はクライアント上で何を表すのか

これらはクライアントとサーバー間でデータをやり取りする際のプロトコルで、サーバー側の設定によって決まります。クライアントはサブスクリプションに記載されたパラメータをそのまま入力するだけです。VMess は V2Ray 初期のプロトコル、VLESS はより軽量で TLS などの外層暗号化に依存、Trojan は通信の特徴が標準的な HTTPS に近いのが特徴です。サブスクリプションをインポートするとプロトコル種別は自動判別されるため、通常は手動で選ぶ必要はありません。

サブスクリプション URL と個別ノード URL の違い

個別ノード URL は 1 台のサーバーだけを記述するもので、インポートするとノード一覧に 1 件追加されます。サブスクリプション URL はノード一覧を指しており、クライアントが一定間隔で自動取得するため、サーバー側でノードが追加・削除されるとローカルの一覧も同期して変化します。普段はサブスクリプション URL をインポートし、特定のノードを個別に調べたいときだけノード URL をインポートするのがおすすめです。

クライアント自体は有料なのか、利用前に何を用意すればよいか

v2rayN、v2rayNG、v2flyNG はいずれもオープンソースのクライアントで、永久に無料です。ノードサービスの提供や販売は行っていません。利用には有効なノード設定を自分で用意する必要があり、通常はサブスクリプション URL かノード共有リンクの形式になります。クライアントは接続と振り分けのみを担当し、実際の速度と安定性はノード自体に依存します。

インストールと設定

5 件

バージョンの選び方からサブスクリプションのインポートまで、この順番に進めれば接続を開始できます。

Windows では v2rayN のデスクトップ版と従来の WPF 版のどちらを選ぶか

デスクトップ版は新しい世代のクロスプラットフォーム UI で更新が速く、新規インストールするユーザーに向いています。従来の WPF 版は長年使われてきた UI で動作が安定しており、旧 UI に慣れている人やバージョンを固定したい環境に適しています。機能は同じなので、両方をインストールして同じサブスクリプションを読み込み、比較してから片方を残すこともできます。

macOS のダウンロードで Apple Silicon 版と Intel 版をどう選ぶか

「このMacについて」を開いて「チップ」の欄を確認します。Apple チップ(M シリーズ)と表示されていれば Apple Silicon 版、Intel プロセッサと表示されていれば Intel 版を選びます。間違った版は正常に起動しないため、対応する版をダウンロードし直せば済みます。古いファイルを先に削除する必要はありません。

Android の arm64 版と universal 版の選び方

2015 年以降の主要な Android スマートフォンはほぼ arm64 アーキテクチャなので、サイズが小さく動作効率もよい arm64 版がおすすめです。機種のアーキテクチャが不明な場合や、エミュレーター・古い端末にインストールする場合は、対応範囲の広い universal 版を選びます。代わりにインストールパッケージは大きくなります。

サブスクリプション URL のインポートに失敗する、インポート後にノード一覧が空になる場合の確認手順

次の 3 点を順に確認します。まず URL が完全かどうか。コピー時に前後が欠けたり空白が混ざると失敗します。次にクライアントからサブスクリプションのアドレスにアクセスできるか。同じ URL をブラウザで開いて内容が返るか確認します。最後に URL が期限切れ、またはサーバー側でリセットされていないか。3 点とも問題なければ、元のサブスクリプションを削除して再インポートし、手動で更新を 1 回実行します。

サブスクリプションをインポートした後、設定が有効になったか確認する方法

まずサブスクリプションを 1 回更新し、ノード一覧に項目が表示されることを確認します。次にノードを 1 つ選んで遅延テストを行い、数値が返ればサーバーに到達できています。最後にシステムプロキシを有効にして、必ずプロキシ経由になるサイトを開き接続を確認します。3 ステップすべて通れば設定は有効で、通常の利用に移れます。

使い方のヒント

5 件

プロキシモード、ルーティングモード、サブスクリプション更新のよくある選択と、それぞれの設定がクライアントのどこにあるかをまとめました。

システムプロキシモードと TUN モードの違い、使い分けの基準

システムプロキシモードは OS やブラウザのプロキシ設定を書き換える方式で、その設定を読むプログラムだけに影響します。権限要求が低く、ブラウザや一般的なデスクトップアプリに適しています。TUN モードは仮想ネットワークアダプターを作成してすべての通信を引き継ぎ、プロキシ設定を読まないプログラムもカバーできますが、管理者権限が必要で、コマンドラインツールや全体を引き継ぎたい場面に向いています。日常のブラウジングならシステムプロキシを優先してください。

ルーティングのグローバル・ルール・ダイレクトの 3 モードの選び方

ダイレクトモードはプロキシを通さず、ノードがネットワークに影響していないか調べるときだけ使います。グローバルモードはすべての通信をプロキシに送るため、一時的に全部プロキシ経由にしたい場面に適しています。ルールモードはルーティング規則で振り分け、中国本土のドメインと IP は直結、それ以外はプロキシ経由にする、日常利用の既定の選択です。モードを切り替えたらクライアントを再起動して確認するのがおすすめです。

サブスクリプションの更新頻度と手動更新の場所

v2rayN は設定した間隔でサブスクリプションを自動更新します。よく使われるのは 6〜24 時間に 1 回です。v2rayNG はサブスクリプション項目に更新ボタンがあります。サーバー側でノードの変更やポート調整があった場合は、手動で 1 回更新すればすぐ同期でき、自動更新の周期を待つ必要はありません。

ローカルポート 10808 が使用中でクライアントが起動しない場合の対処

設定でローカル待受ポートを未使用の値(例:10809)に変更し、保存してクライアントを再起動します。ポートを変更したら、固定ポートに依存するプログラム側のプロキシ設定も合わせて変更してください。システムコマンドでポートの使用状況を確認し、10808 を占有しているプログラムを特定する方法も有効です。

現在の通信がプロキシ経由かダイレクトかを判別する方法

クライアントの接続一覧やルーティングログを開くと、各接続がヒットしたルールとアウトバウンドが表示されます。proxy と表示されればプロキシ経由、direct と表示されれば直結です。ルーティング規則と照らし合わせれば、あるドメインがなぜ振り分けられたかを確認でき、一部サイトの速度異常を調べる際にもよく使う手段です。

トラブルシューティング

6 件

症状から切り分けます。まずプロキシスイッチとノードの状態、次に DNS と振り分け規則を確認します。

クライアントは接続済みと表示されるのに、ブラウザでページが開けない場合の対処

プロキシスイッチ、ノードの可用性、DNS の 3 ステップで確認します。まずシステムプロキシが本当にオンになっているか確認します。一部のブラウザは独自のプロキシ設定を持ち、システム設定を上書きすることがあります。次にノードの遅延を見て、タイムアウトならノードが使えない状態です。最後に DNS を確認し、利用可能なパブリック DNS に変更して再試行します。多くの場合は最初の 2 ステップで原因を特定できます。

ノードがすべてタイムアウトし、遅延が -1 と表示される原因

よくある原因は 3 つです。サブスクリプションの期限切れ、またはノードがサーバー側で停止された。ローカルネットワークからノードのアドレスに到達できない(ブラウザでサブスクリプション URL を開いて確認できます)。テスト方法の選択ミス(例:ping を拒否するサーバーに ICMP ping を使う)。クライアントで実際の接続による遅延テストに切り替え、それでも全滅する場合はサブスクリプションを更新するか、ノード提供元に問い合わせてください。

システムプロキシを有効にしても反映されず、ブラウザが直結のままになる場合の確認手順

項目ごとに確認します。クライアントが管理者権限で動作しているか。ブラウザにプロキシ設定を乗っ取る拡張機能が入っていないか。システムプロキシ設定が他のソフトに書き換えられていないか。スイッチを一度オフからオンに切り替えて設定を書き直させる。特定のプログラムだけ反映されない場合は、そのプログラムがシステムプロキシを読まないのが原因なので、TUN モードで引き継いでください。

TUN モードで権限不足と表示され、仮想ネットワークアダプターを作成できない場合の対処

TUN モードには管理者または root 権限が必要です。まず管理者としてクライアントを起動します。Windows では仮想ネットワークアダプターのドライバーが正常にインストールされたか確認し、セキュリティソフトにブロックされた場合は許可してから再インストールします。macOS と Linux ではクライアントに必要なネットワーク権限が付与されているか確認します。権限の問題を解決してからクライアントを再起動し、TUN モードを有効にします。

サブスクリプションの更新に失敗し、タイムアウトや 403 が表示される場合の対処

まずブラウザでサブスクリプション URL を手動で開きます。開けない場合は URL の失効かローカルネットワークの制限です。403 が返る場合は URL の期限切れ、リセット、サーバー側のアクセス制限に引っかかった可能性が高く、再取得が必要です。ブラウザでは開けるのにクライアントで更新に失敗する場合は、更新間隔の設定と、プロキシ設定によってサブスクリプション更新が循環依存になっていないかを確認してください。

一部のサイトだけ開けない、ほかのサイトは正常な場合の原因

この現象は振り分けと DNS が関係していることが多いです。ドメインがダイレクト規則にヒットしているが、実際にはプロキシ経由が必要な場合。または DNS 解決が汚染され、到達できない IP を取得している場合です。対処法は、そのドメインをプロキシ規則に追加し、DNS を暗号化解決または信頼できるパブリック DNS に変更して、クライアントを再起動して確認します。